低学歴Fラン大学卒でも諦めない!

私は巷では「Fランク」と呼ばれる大学から業界の大手の一角の会社に入社することができました。しかし、それをゴールと思うことなく、常に探求心を持って仕事に限らず色んなことに挑戦し、学び、知識や体験を得ることで人生を充実させることができると確信しています。幸せの定義は人それぞれ。逆転の発想で人生を楽しむことを追求したブログ。

入社前に不安に思っていたこととその結果 ~社内編~

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こんにちは。天野ジャンクです。 平均程度の大学でしたが、運よく大手建設会社(スーパーゼネコン)に採用されて10年が経ちました。

 

今日は私がスーパーゼネコンから内定をもらって入社までに不安に思っていたことと、実際に働き始めてその不安がどのような結果だったのかを書きたいと思います。

 

入社前の不安

 

 

 

 

 

 

・転勤して新しい土地でやっていけるだろうか…

ゼネコンに転勤は付きものです。それは十分承知で入社をしたのですが、大学も実家から通っていた私は『一人暮らし』をしたことがなかったので新しい土地で誰の助けもなく生活して行くことにとても不安を感じていました。

 

【結果】

不安は最初の2~3週間。生活に慣れればワクワクしかありません!

これはその人の性格に左右されるかもしれませんが、大事なのは楽しもうと考えられるかどうかだと思います。転勤がある会社だと覚悟して入社した方なら大丈夫だと思います。

 

同じ支店に配属された同期や現場の同僚と観光地に遊びに行ったり、一人で飲みに行って転勤先の地元の人と仲良くなったり。(バーなどに行くとバーテンの人と仲良くなってその人伝いに友達の輪が広がります。)

仕事も忙しいですが、その分給料がありますし、それを自由に使えます。忙しいとは言ってもちゃんと休みはありましたし、とても充実した日々を過ごせました。

 

元々私は地元愛が強く、できれば地元で働きたいと思っていましたが、いざ転勤になり、色んな場所でその地方の方言や特有の習慣などをおもしろいと感じたり、郷土料理や特産品に舌鼓を打ったり、転勤で訪れなければ一生経験することはなかったと思います。ありきたりな表現になりますが、視野が広がったと感じました。今では地元の転勤のない仕事に就かなくて良かったと心の底から思っています。

 

 

 

・同期とうまくやっていけるだろうか…

「仕事で悩んだり困った時は同期に相談して解消する」というフレーズを聞いたことがあると思います。

しかし、学校とは違い、会社は仕事をする場なのでそもそも同期とコミュニケーションを交わし、仲良くなれる機会があるのだろうか、そんな簡単に気を許せる同期が見つかるのだろうかと不安に思っていました。

 

【結果】

仕事に悩んで相談する相手が「同期」というのは必ずしも正解ではありませんでした。

どこの会社も大手企業だと入社して1ヶ月程度は研修期間があります。

その間に会社主催の懇親会があったり、グループ研修があったりして自然と仲良くなる同期は増えると思います。

研修期間中は基本的には定時上がりなので個人的に飲みに行ったりすることもできました。

 

なので私にも仲の良い同期がいて、同期のLINEグループなんかもあります。

ただ、私たちゼネコン社員は他の会社と違い、同じ部署やオフィスに何年も居続けるのではなく、一つの現場が終われば次の現場でメンバーが刷新されるので、職場の悩みなどは同じ現場でない限りどうしても共有しにくいです。

従って仕事の悩み相談をするのは同期ではなく、同じ現場の先輩・後輩・同僚となります。

 

従って仲良くなれた同期がいなかったり、少なくても全く気にすることはありません。

私が会社で交流が深いのは同期ではなく、一緒に苦楽を共にし、現場を竣工に導いた同僚です。特に仲が良くなったメンバーは家族ぐるみで付き合ったり、定期的に飲み会などに誘われたりもします。

 

『共に現場をやった同僚>同期』

これは私だけでなくほぼ全てのゼネコン社員に言えることだと思います。

 

 

 

・職場の雰囲気が悪かったらどうしよう…

職場の環境、特に職場内の人間関係はみんなが気持ちよく仕事をするにあたって極めて重要なことだと思います。人間関係が良くなくて職場の雰囲気が悪かったらどうしようと不安でした。

 

【結果】

こればっかりは『運』です。

自分の配属され現場のメンバー次第です。人間なので性格的に合う合わないもあります。

現場の雰囲気のキーマンは中堅職員か中間管理職のそれなりに仕事の経験を積んだ人です。そのキーマンが明るい性格だったり、現場の雰囲気づくりを意識しているかにかかります。

 

若年職員の失敗をちゃんと叱るがその後には笑い話にしたり、いじったりして和ませたり、上司や所長に報告しづらいことを代弁してくれたりできるのはキーマンです。

 

若年職員の性格も重要ですが、いくら明るかったり、いじられキャラであったり、元気があっても若年職員一人では現場の雰囲気を変えることは非常に難しいです。

 

誰しも雰囲気の悪い職場で仕事をしたくないはずですが、仕事のやり方や考え方は千差万別です。

職場の雰囲気を優先せず、ろくに対話をせずに自分の考え方を押し付けようとしたりする人が現れると職場の人間関係がギクシャクしていきます。

一度ギクシャクした人間関係はそう簡単には戻りません。ギクシャクさせた本人が孤立し、それ以外のところでコミュニティができてしまうことがほとんどです。

 

ゼネコンの良いところは現場で人間関係がギクシャクしても1〜2年で竣工を迎え、メンバーが刷新されるところです。

他の会社だと何年、何十年、下手すれば定年まで同じオフィスで顔を付き合わせて仕事をする同僚がいますが、ゼネコンではそれがほぼありません。

 

冒頭で『運』と述べましたが、対策を強いて言うのであれば、人間関係を悪くする人とは距離を置き、別のコミュニティで過ごし、竣工まで我慢をするといった方法だと思います。

 

それも難しい状況であるならば一度本社や支店の人事部などの人事を司る部署に相談してみましょう。

 

職場環境が悪い現場がうまくいくわけがありません。人事部はそれを重々承知しているはずです。中にはそれが苦でうつ病になったり、退職したりする職員もいるので必ず相談には乗ってくれます。

所長に改善するようお願いしてくれたり(もちろん報告者は匿名)、キーマンとなる職員を現場に入れてくれたり、配置転換を行なってくれるはずです。

 

だいたい現場の雰囲気を悪くさせる人というのは決まってきているので人事もあらかじめマークしていて、話が速いことが多いです。

 

自分だけで抱え込まず、人事部に相談するようにしましょう。必ず何かしらのケアをしてくれるのも大手企業、スーパーゼネコンの良いところです。