低学歴Fラン大学卒でも諦めない!

私は巷では「Fランク」と呼ばれる大学から業界の大手の一角の会社に入社することができました。しかし、それをゴールと思うことなく、常に探求心を持って仕事に限らず色んなことに挑戦し、学び、知識や体験を得ることで人生を充実させることができると確信しています。幸せの定義は人それぞれ。逆転の発想で人生を楽しむことを追求したブログ。

スーパーゼネコンのコロナショックの影響

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こんにちは。天野ジャンクです。 平均程度の大学でしたが、運よく大手建設会社(スーパーゼネコン)に採用されて10数年が経ちました。 今日はスーパーゼネコン各社の新型コロナウィルスの影響と今後について書いて行きたいと思います。

 

 

 

工事の影響は

これは建設業に限らずですが、中国で製作している製品が納品されないという事例があるようです。

私の現場も便器がいつ納品できるか不明とのこと。

事情が事情なので、便器を付けずに一旦引き渡しで許可を得る現場も出てきているようです。

 

働く作業員の方々で言うとマスク不足が問題ですね。

新型コロナウィルスに関係なく工事現場は埃っぽいのでマスクは必要です。

職人さんたちは付けないか、タオルや布等で口元を覆って作業する方も出てきています。

 

 

緊急事態宣言を受けて会社の方針は

緊急事態宣言を受けてスーパーゼネコン各社は足並みを揃えたのか、

・内勤者へは原則テレワーク、難しいようなら交代で週の半分はテレワーク。

 

・工事事務所勤務者は施主の要望があれば現場を止める。そうでなければ基本的には作業員の方も生活があるので工事を進めて、職員は可能な限りテレワーク。感染拡大を抑えるため、時差出勤などを作業員も含めて可能な限り実施する。竣工前やどうしても止められない工事がある場を除き、原則土日は全休日とすること。

 

といった感じです。

 

他のスーパーゼネコン勤務の友人や職人さんにも聞きましたがどこも同じようです。

まぁ、休業補償が出るわけでもないですし、かと言って完全に無視して何も対策をしないわけにもいかないのでこのあたりが落としどころなんでしょうか。

現場の人間がテレワークと言うのは現実的ではないですし、土曜日を稼働しての工程だったのに休みにして工期は変わらずとなると後々のしわ寄せが恐怖です。。

 

なんて書いていたら清水建設の社員に亡くなった方が出てそれを受けて原則全閉所となるようですね!

工期はどうなるのでしょうか・・・。他のスーパーゼネコンもそれに倣うのか今後の動向に注目です。

しかし、急に現場がストップとなると働く職人さんが大変です!特に労務系。

人命はもちろん第一ですが現場の職人さんに言わせれば生活が第一だと言っていました。難しい決断であることは理解できます。

 

新入社員は

新入社員はかわいそうなことに入社式はなしでした!そして、集合研修もなし!自宅待機か、少し面談を行ってから配属される部署に直接行くという形だそうです。本来ならば1ヶ月程度研修をしてそれぞれの部署に配属されるはずがそれがありません。ここで懇親会などを開いて同期で仲良くなれるはずが…。仕方のないことですがこれはかなりの痛手だと思います。

仕事で悩んだ時や辛くなった時は同期などの横の繋がりはとても重要なので。

 

コロナウィルスが落ち着けば是非、懇親会や集合研修をやってあげてほしいものです。

 

今後の展開(給料やリストラ)

正直、ゼネコンは今のところ土曜日が全休になったことと中国製の製品が入って来にくいという点以外はさほど大きな経済的な打撃は受けておりません。今のところ。

 

しかし、今後確実に影響は出てくると思います。

営業の同僚に聞きましたが、まずテレワークで営業が機能していません。

機能していないと言うのは語弊がありますが、客先に会いに行けないので話をまとめられないみたいです。

また、施主さんも今後、消費が減って見込んでいた利益が不透明になるので受注できそうだった計画も保留となってるケースもあるみたいです。

更に既に受注済の工事も規模縮小のプラン変更に動いているところもあるようです。

そうなると建設業に影響が出てくるのは1~2年といったところでしょうか?

現場が少なくなり、売り上げが落ちます。

建設業も不況の時代に入っていくのでしょう。

スーパーゼネコン各社は今こそここ数年で儲けた内部留保を解放してほしいものです。

 

私が入社したのはリーマンショック以降、スーパーゼネコンはオリンピックの影響もあってご存知のように好景気でした。

受注高はもちろん上がったのですが注目すべきは利益率です。

私が入社した頃はスーパーゼネコン各社は5%前後でしたが、今や10%に迫る勢いです。

給料も倍にしろとまでは言うつもりはありませんが、この景気が傾きかけているときに他業界に合わせて給与ダウンということしないでほしいですし、しないでも大丈夫な体力はあると思います。

 

最後に「リストラ」について触れますが、私はリーマンショックのちょっと前に入社したのですが、その時も含めて、スーパーゼネコンで人員削減、希望退職者を募ると言うのは聞いたことがありません。

誰から見ても仕事をしない、会社に不利益な有名な50歳代の社員は何人かいますが誰もクビにはなっていません。

スーパーゼネコンはそれだけ体力があるのか、はたまたイメージを気にしているのかわかりません。ただ、建設業はAIやロボットが入っていける領域が少なく、まだまだ人がやらないといけない仕事が多くあるので簡単に解雇しないのではないでしょうか。

 

だからと言ってこれからはわかりません。

AIやロボット、ICT技術は日進月歩です。トヨタの社長も「終身雇用には限界がある」4と述べております。私たち社員が今後生き残るにはこれらのICTを駆使する側でないといけないと思います。

ICTを毛嫌いしている人は必ず淘汰される時代が来ると思います。