低学歴Fラン大学卒でも諦めない!

私は巷では「Fランク」と呼ばれる大学から業界の大手の一角の会社に入社することができました。しかし、それをゴールと思うことなく、常に探求心を持って仕事に限らず色んなことに挑戦し、学び、知識や体験を得ることで人生を充実させることができると確信しています。幸せの定義は人それぞれ。逆転の発想で人生を楽しむことを追求したブログ。

スーパーゼネコンの給与事情(年収と実際に貰える額)

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こんにちは。天野ジャンクです。 平均程度の大学でしたが、運よく大手建設会社(スーパーゼネコン)に採用されて10年が経ちました。

お待たせしました。今日は多くの方が気になっているであろう大事な大事なお金の話をしたいと思います。

先に述べておきますが、建設業界、特に大手ゼネコン業界では役員クラスに出世した人と会社に必要とされないポンコツ(かなり少数)を除き、同レベルの役職で給与に大きな違いはありません。また、年功序列の昇給制度がまだまだ根強いです。良くも悪くもこれが建設業界の特徴と言えます。

 

なのでざっくり年代、役職別で公開していきたいと思います。また、家族構成などによりますが、税金を引いた実際に手元に残る額も書いていきたいと思います。

 

また、私は技術職なので事務職の給料の内情は詳しくありません。

ただ、事務職は技術職に比べ『所長』や『部長』のポストが少ないです。残業も少ない傾向にあるので給料だけの側面で見たら技術職の方が良いと思います。

ゼネコン自体技術系の会社なので仕方がないのかもしれませんが。

ですから、ここで紹介するのはスーパーゼネコンの技術系の給料になります。

 

 

 

年代別年収

 

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年収表

 年収表を作成してみました。

いかがでしょうか。

納税後手取り額というのは厚生年金、住民税、所得税を差し引いた金額です。

前半は私の給与を参考に算出しましたが、後半はネットに公開されている計算式を参考に算出しました。

 

ちなみにこちらの表は順調に昇給していけばの金額です。半数近くは46~50歳台の金額のところまでしか昇給出来ずに定年を迎えます。

 

逆に言えばほとんどの人は46~50歳台の金額まで行けるのか?というと・・・

答えは現時点ではYESです。

 

冒頭でも述べましたが、建設業界は年功序列制度が根強いです。

確かに建設業は経験の差が仕事にかなり出ます。

正直、私が今まで見てきた上司・先輩で明らかに要領が悪かったり、頼りなかったり、同じ失敗を度々する方でも昇進しています。

その中でも本当にひどい一握りはさすがに管理職になれませんが。

 

頑張って真面目にやっている方からすれば当然モチベーションが下がりますが、じゃあ自分も手を抜いて適当に仕事ができるかと言えばできません。

そのポンコツ達は類まれなる精神力の持ち主なのです。

仕事ができず、上司や協力会社の方から罵倒されたり、冷たい視線を送られても平気な人達がほとんどです。

 

普通の会社ならクビになっていますがスーパーゼネコンはそれをしません。

スーパーゼネコンがリストラをするというのはあまり聞いたことがありません。

しかし、いつどうなるかわかりませんので一生懸命仕事しておくのに越したことはないと思っています。見てくれている人は見てくれています。

 

 

さて、話を給料に戻しますが、近年、建設業界はオリンピックやリニア特需で仕事が増え、利益率も上がっております。私が入社した頃のスーパーゼネコンの平均年収は900万円ぐらいでした。平均年齢は43歳前後。

現在は平均年齢にあまり変化はありませんが平均年収は1,000万円や1,100万円台の大台に乗っているゼネコンもありますね。

平均賞与も私が入社した頃は年間で200万円ぐらいでしたが現在では350万円ぐらいです。

 

 

 

時給換算すると・・・

 以前、テレビをだらだら見て無駄に時間を過ごしてるな~と思った時に「自分の時給っていくらなんだろ?」と思って計算してみました。

月俸から割り出した時給と残業代の時給を分けて掲載します。

 

若手時給:2,000円

若手残業代時給:1,900円

中堅時給(役職なし):2,750円

中堅残業代時給(役職なし):2,200円

中堅時給(役職あり):3,900円

中堅残業代時給(役職あり):2,900円

中間管理職(下級):5,100円

中間管理職(上級):6,000円

所長・部長:6,000~8,000円

 

 

どうでしょうか。

所長クラスを時給換算で見るとわけわからないぐらいの金額ですね。

所長にはなるべきです。

 

 

他業界と比べてどうなの?

 私が独自で調べた限りでは建設業、特にスーパーゼネコンは良くも悪くも給料格差が小さいと思います。

よく見る平均年収ランキング等で1,000万円とかの企業は全ての企業ではないですがその多くは2,000~3,000万円もらっている人がいる分、500万円台の人も多いといった感じの平均です。スーパーゼネコンの平均年収は中央値に近いと思います。

まぁ、前者は頑張って認められて出世してそれだけの額を得ていると思うので悪く言うつもりは毛頭ありません。

 

ただ、個人的な意見として営業のように成績が数字として表れる業界は評価がクリアで非常に良いと思いますが、技術系は何かを開発したりする部門でない限り、上司が部下を評価する以上、上司も人間ですので好き嫌いはあります。また、評価する上司とそりが合う合わないもありますし、評価基準もばらばらです。

それで給料格差が大きければ社員から不平不満が出るのじゃないでしょうか?

それもあるので建設業界は年功序列の傾向にあるのかもしれません。